下を向いて歩こう♪
こんばんは。チルチルグチルです。最近、この場をお借りして情けない自分をさらすことが多くなりました。備忘録兼のブログが、今やまるで、ハキダメ状態。
これじゃいかん、と思いつつ今日も愚痴ります。
いつも訪れてくださる皆様、ごめんなさい。今日はこれまで。どうぞお戻りくださいませ。それでは、さらばです。
境界線
目覚めると、雪が降り出していた。
はらり、はらりと舞っていた雪が、だんだん量を増し強い風に乗って、7時半過ぎにはビュービューと吹き付けていた。
こりゃあ、積もるかもしれない。
今年2度目の寒波がきた。
1度目は、九州にいたので、知らない。
私にとっては、今日が岐阜での初積雪だ。
・・・とワクワクしていたら、はや8時過ぎには止んでしまった。
ちぇっ。
ほんのつかの間の冬模様。
でも、昨日のあたたかな雨と今日の雪のおかげで、大地も少し潤っただろう。
馬籠から落合の石畳へ
今日は一日、雨模様。
バラバラバラっと大粒の雨が降ってきて、久しぶりに雨漏りしました(たまの雨はうれしいんだけど、雨漏りは悲しいよー)。
車が止まり、誰か来た気配がしたので、窓を開けてのぞいて見たら、
「お家の人いる?」
と中年の男性。あれ?と思いつつ、玄関へ。
木曽の漆器屋さんが営業に来ていたのだが、「漆塗りの茶たくとかある?」と聞かれ、「ないです」と答えると、一度渡した名刺をもぎ取るように引き取って帰っていった。
あれ?私、子どもと思われてた?とちょっと複雑。
実は、年明けに屋久島に行ったときも、すれ違った方々に、母は
「いいですね~。お孫さんと一緒ですか」
と言われていた。それはさすがにないだろ~と母が可哀想に思ったが、なんだろうな、2回続くとさすがに不安。小学生化してるのか、私。
鏡を見ると、そこに映っていたのは、13年モノの薄汚いフリースを着てねんねこを背負った私の姿。ああ、原因はこれか。たまにはオシャレをしないとな~~と思うんだけどね。
おそらく、このキャラは変わらない。ま、一生つきあっていきます。
霧の中を電車に乗って、
ふと気づくと、さっきまで後ろからついてきていた太陽が、姿を消していた。
電車は霧の中を走っているようだ。
朝もやなのか、あちこちから立ち上る野焼きの煙のせいなのか、わからない。
幻想的な霧の中を走っていた。そのとき、
薄い膜をかぶった金色の太陽が、霧の向こう側からゆっくりと現れた。
***
あれから、2ヶ月。またも病院のベッドの上にいる。
朝から、もう何時間経ったろう。
霧越しの淡い光とはいえ、直接見つめていたせいか、その残像が瞼の裏に残っている。こうして横たわって目を閉じると、金色の太陽が復活。まだ霧の中にいるようだ。
ブラインドの隙間から、青空が見える。
こんないい天気の日に狭いベッドで寝ていると、なんだか本当に病人になってしまったような気がして、まいったなあ。
今日、二度目の手術を終えた。小さな塊となったものが、ころん、ころん、と幾つかとれて、「固まって出にくくなっていたんですね」と言われた。今回は腹痛もほとんどなく、何も変わらないようなすっきりしたような、変な気分だ。
とにかく、あれから2ヶ月もお腹の中にいた塊だものな~。
塊という字は魂と似ている、とふと思う。
小瓶の中のそれと対面したとき、懐かしい気がした。
***
最近、繰り返し読んでいる本。
今日もベッドの上で読んでいた。
人の死を描きながら、どこか明るい。
信州の田舎の情景を描くときの、彼の筆致が好きだ。医者として人として、静かに見つめる視線が好きだ。割り切れないものを抱えながら、もがいて生きている姿が好きだ。
声高に叫ぶことはないけれど、地に足が着いている。
この人は強いと思う。
しばらくは、彼の本を隣に置いて眠ることになるだろう。
水色の空に
夜半に雨が降った。
久しぶりの雨。あたたかな朝となった。
暦の上では立春を過ぎ、植物も動物も、春に目覚めていく。
・・・というか、休眠できたんかな。
冬眠しなかった熊は、食べるものを探しに人間の住む町まで来ていたし。
冬場に眠らなくっても、花は咲くの?実は生るの?