SSブログ

ジ・カブキ [舞台]

以前暮らしていた加子母村。毎秋、9月の第一日曜日は、地歌舞伎の公演日。

 

今年も明日、9月4日(日)に「第33回 加子母歌舞伎公演」が開かれます!

 

芝居小屋の外にはずらりと幟が立ち並び、風をうけてはためいている。「明治座」と染め抜いた半被を着たおじいたちが、受付に座り、コップ酒を傾けながらうれしそうに待っている。顔を描き、鬘をつけて、着付けを終えた役者たちが、今か今かと出番を待つ。

その上気した、誇らしげな顔、顔、顔に会いたくて……毎年出かけていくのです。

 

今年は本番の日に仕事が入っていて行けないので(涙)、稽古だけでも!と仕事を終えて駆けつけました。

小屋に到着したのは夜8時半。熱心な通し稽古が終わったのは10時頃。みんな、ようやる。幾つかの外題を掛け持っている人は、この前にも稽古をやっているから、うーん、何時間ここにいるんだろう。もちろん、昼間は仕事もしてるし。

以前は私もやっていたことだけれど、役者をやるってつくづく体力のいることだと思う。それでも、一度はまったら抜けられないのがこの世界。舞台の上にあがる快感ったら……。魅力的なんだよねえ。

 

今年も武蔵野美術大学の学生さんたちが、明治座に合宿して舞台をサポートしてくれました。ちょっと見にくいけれど、写真の中央、「千畳敷」の絵はこの日描かれたばかりのできたてホヤホヤ。とても美しく、舞台を飾っていました。

 

出番を終えて、稽古に見入る役者たち。(右の役者は、なんと芸歴30年を超える!) その芸の味わいは深く、プロにはない魅力がたっぷり。

 

腹の底から笑って、しみじみと涙をこぼす。そんな芝居が観たい人は、ぜひ、明治座へGO!

 

公演に関する情報はこちらです。

 


nice!(1)  コメント(7)  トラックバック(1) 

nice! 1

コメント 7

こーさん さん、役者さんだったのですね。舞台に上がる快感か・・・。
私は昔学生バンドでキーボードを弾いてたことがありますが、確かにステージには独特の緊張感と快感がありました。ずいぶん昔のことだし、決して大きなステージではなかったけれど。
歌舞伎にはあまり詳しくないのですが、写真から伝わってくる「みんなで作り上げる」っていう感じが、とても素敵ですね。
by (2005-09-05 07:08) 

こーさん

nadiさん、
役者、といっても3年ほど地歌舞伎をやらせてもらっていただけです。お恥ずかしい。
ラジオドラマをつくったり、朗読したり、ライブハウスで唄ったり、そういう表現欲というものはいつもあって、コレなしでは生きられないという感じです(笑)。
キーボードを弾かれていたんですね!自分では弾けないので、憧れます。
by こーさん (2005-09-06 00:32) 

ちゃーむす

実は私も今年で2回目となります。
去年は初体験&難しい役なのでかなり力が入ってました。
今年は一言だけの腰元役です。だいぶ楽です。
それでも所作って難しいですね。
で・・・TBさせていただきました!
by ちゃーむす (2005-09-14 14:33) 

こーさん

TBからちゃーむすさんのページへ飛べません!
どういうこと???
歌舞伎、たぶん足抜けは難しいですよ。来年も再来年も……。頑張ってくださいねー。
ということは、「東座」での上演ですか?いいなあ。あの小屋も好きなんですよ。大明神や黒川の方々もご一緒ですか。昔、地歌舞伎の写真展をやったとき、ずいぶんお世話になりました。
by こーさん (2005-09-14 22:12) 

ちゃーむす

ありゃ!本当にTB飛べない!!なんでだろ??
「東座」ではありません。東白川には小屋は無いので「はなのき会館」です。
ちょっと雰囲気がありませんが・・。
再度TBしてみようかなー
by ちゃーむす (2005-09-14 22:47) 

こーさん

ちゃーむすさん、失礼しましたー。
「はなのき会館」。キャパとしてはちょうどよいところでしょうか。花道もあるんですか?
by こーさん (2005-09-15 00:05) 

ちゃーむす

花道もあります。
が期待しないほうが宜しいかと・・(^^;。
バブルの頃に出来たハコモノです。

TB2つも入ってしまいました。すみませんm(__)m。
最初のは取り消しできないでしょうか(;´д`)トホホ。
by ちゃーむす (2005-09-15 00:45) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。