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糸操り人形芝居 [舞台]

東京紀行Ⅱ

寄り道しながら、夕方なんとか目的地の早稲田に辿り着きました。

糸操り人形の世界はなんとも魅惑的でした。
生身の人間では生々しすぎたり、逆に作り物っぽくなってしまう表現が、人形だと実によいのです。
人形に魂が宿っているかのように、現実感をもって迫ってきます。
きっと、人形芝居の中に「想像」の余地があるからなのでしょう。


糸操り人形芝居『遊糸舎』(ゆうししゃ)は、古典糸操り人形の伝統継承と、それを基礎とした新たな人形芝居を創作していこうとしている人形遣いたちによる舞台です。今回はいわゆる「旗揚げ公演」。

出演は、
江戸系糸操り人形において芸歴65年を誇る田中純、その血族結城一糸、結城民子、田中空。

演目は、
『操り三番そう』
『東海道中膝栗毛~赤坂並木より乱闘場』
『伊達娘恋緋鹿子 八百屋お七~火の見櫓の場』
の豪華三本立。
人形の話、舞台の話など「ためになる」講義を間に挟みながらの公演で、おもしろかったですー。

特に、東海道中~のおもしろいこと!
さすが兄弟!とうなるしかない。豊かな芸に裏打ちされた掛け合いが見事でした。
十返舎一九でしたっけ?原作も読んでみたくなりました。
遊糸舎の舞台、次が楽しみです。


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